タクシー・ハイヤー業界にはたくさんの組合組織がありますが、その一つが東京都内最大級のタクシーグループであるチェッカーキャブ無線協同組合です。1964年(昭和39年)6月に共同無線配車事務を目的とした設立されたのですが、2019年3月現在では隣接する神奈川県や三多摩地区などのタクシー会社も含めて50社の中小のタクシー会社が加盟しており、約3,800台を有しています。主要営業地盤は東京都東部地区ですが、大手のMKタクシーや日本交通などが加盟していないことからもわかる通り、大手のタクシー会社と競争力を持つために中小タクシー会社が集まって結成された組合ということです。チェッカーキャブのタクシーは、オレンジ色のツートンカラーが多いですが、とても目立つカラーですし、東京にお住まいなら一度は見たことがあることでしょう。
チェッカーキャブ無線協同組合では、時代の流れを先取りしてアプリで配車の手配が可能な「スマホdeタッくん」を提供しています。昔のように電話で配車の手配をしたり、路上で空車のタクシーを探す必要がありません。このアプリで配車ができるシステムは、非常に口コミ評判も良いようです。たとえば、レストランや飲み屋で飲食をしたときなどに、そろそろ飲食が終わるタイミングでアプリで配車手続きを行えば、タクシーの到着をほとんど待つこともなく、ベストなタイミングで乗ることができるわけです。配車の指定場所はGPSの地図情報をもとに乗り場を指定するだけです。ただし、「スマホdeタッくん」が使用できるのは、東京23区と三鷹市、武蔵野市のみに限定されています。
また、妊娠さんからの口コミ評判も上々です。というのも妊娠中の女性を支援するサービスを展開しているからです。陣痛は突然やってきます。そのようなときでも名前と住所を登録しておくことで、24時間いつでもスムーズに配車してもらうことができとても心強いのです。また出産時だけでなく、定期健診での通院でも同様に利用可能です。配車を依頼する際には、女性ドライバーを希望することもできます。このようなきめ細やかなサービスが、チェッカーキャブ無線協同組合の特徴でもあり、口コミ評判を良くしている要因の一つとなっているようです。なお、チェッカーキャブ無線協同組合の採用に関する口コミや評判についての情報は、ネット上ではあまり見られないようですが、無線オペレーターやタクシー乗務員の採用は随時行われているようです。24時間に1500件以上配車依頼があるので、人材は不足気味とのことです。